おつまみブックス

個人的なおすすめの本を勝手に紹介。初心者入門・読書感想文ブログ

『ツナグ』 辻村深月

 

ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

 

 

 

主人公は、17歳の高校生。

 

 

 

ある日、

 

体調を崩し入院した祖母から、

 

仕事を受け継いでほしいと頼まれる。

 

 

 

その仕事とは、まず

 

亡くなった人の魂を呼び出せる事ができる 

 

使者(ツナグ)を受け継ぐこと

 

 

 

そして、

 

依頼者が会いたい人と願っている

 

死者の魂を探し、用件を伝え、

 

了承が得れれば、一夜だけ

 

面会をする場を

 

設けるという仕事。(ざっくり)

 

 

 

 

使者を受け継ぐことになった主人公が

 

まず見習いとして祖母の仕事を手伝うところから

 

物語は始まります。

 

 

 

 

突然亡くなった人気アイドルに会いたい女性、

 

山の権利書の所在を亡くなった母に聞きたい男性、

 

ちょっとした嫉妬心から

 

親友を事故死させてしまった女の子、

 

行方不明になった婚約者のことを思い続ける男性。

 

それぞれの悩みを持つ4人は

 

迷いながらも使者に依頼します。

 

 

 

 

 

会うべきか、

 

会わないべきか、

 

死者と生者、

 

そして再会を手助けした主人公の

 

思いが交錯する感動の長編小説。

 

 

 

 

皆さんには

 

今、会いたい人はいますか?

 

そして、会いますか?

 

会いませんか?

 

 

 

 

 

第32回 吉川英治文学新人賞受賞作品

 

 

個人的オススメ度(10満点):7.7点