おつまみブックス

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『ペンギン・ハイウェイ』 森見 登美彦

 

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

 

 

 

 

あの森見登美彦が、

 

京都が舞台じゃない物語を書いた!と

 

巷で噂になったとか ならなかったとか…。

 

それが『ペンギン・ハイウェイ』。

 

 

 

 

物語は、

 

小学4年生の少年「ぼく」の住む町に

 

ペンギンたちが現れた出した事からスタートする。

 

 

 

 

日頃から、研究好きだった「ぼく」は

 

学校の裏にある水脈の研究や

 

いじめっ子たちの研究の傍ら、

 

このペンギンたちについての研究も開始する。

 

 

 

 

そして、研究が進むにつれて、

 

歯医者で働く

 

優しいお姉さんがどうも怪しいと疑いの目を向ける。

 

というお話。(ざっくり)

 

 

 

 

 第31回日本SF大賞を受賞。

 

当然の如く、森見 登美彦流・妄想ワールドが

 

全開している。

 

 

 

 

森の中に現れた正体不明の

 

浮かぶ球体「海」の謎。

 

「スタニスワフ症候群」という病気の発生。

ソラリスの陽のもとに - Wikipediaで検索)

 

缶コーラを放り投げると、何故かペンギンに変化する現象。

 

 

 

 

すべての謎を研究し、そして解明をしていきながら、

 

少年が少しずつ大人に向かって進んでゆく過程が描かれている。

 

そう、

 

これは「ぼく」の成長研究小説だったのである。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、コーラで思い出したのだが、

 

私が学生時代の頃、

 

学校から下校していた際に、

 

女子校の校舎から(女子校の隣りの小路が通学路だった)

 

かなりのコントロールで缶コーラ(コーラ爆弾と呼ぶ)を

 

投げ込まれた事があったのだが

 

今、伝えたいことがある。

 

ペンギンには成らなかったぞ!(怒) 

 

 

 

個人的オススメ度(10満点):7.6点